ネーミングの重要性を考える~「注文を間違える料理店」に思うこと~

介護

こんなニュースを見つけました。

「注文を間違える店オープン スタッフは認知症」

以前話題となった「注文を間違える料理店」が庁舎の社員食堂にオープンしたというもの。

取り組み自体は非常に意義のある素晴らしいもので、私も初めて聞いたときには「なんて素晴らしいんだ!」と感動したのですが、よくよく考えるとちょっと違和感あるなーと思い始めました。

この違和感はなんだろうなーと思ったら、この店名がいけないんですよ。

「注文を間違える料理店」って、認知症の人は絶対間違えるって誤解されると思うんですよね。

だから、お店に行ったお客さんも間違えることをどこかで期待して行くんじゃないかな。

でも認知症の人って、何もかもを忘れて覚えられないってわけじゃないんです。

認知症の人でも忘れないよう工夫している人もいるし、慣れたことや覚えなきゃって意識していることは覚えていることも多いです。

その最たるものが、介護認定調査。

介護度を判定する調査の時にはめちゃくちゃしっかりしてるって人は結構多いです。

だから、家族が「介護認定調査はその場の様子しか判断してもらえない」と感じがち。

介護認定って実は普段の様子を聞き取り調査しているので、その場だけの様子で判断しているわけではないんですけどね。

あ、話がそれてしまいました。

もしあなたが「注文を間違える料理店」に行って、注文通りの料理が出てきた時ってどういう風に思いますか。

「あ、間違えないんだ。ちょっとがっかり、期待してたのにな。」って思う人は少なくないんじゃないかという気がしています。

これじゃ、「注文を間違える料理店」を作った人の最初の気持ちって多くの人に伝わらないんじゃないかと思うんです。

それくらいネーミングって大事なことで、短い言葉で伝えたい言葉をいかに正確に表現するかっていうところが問われるんです。

だから、私はこの料理店にちょっとだけ工夫して「注文を間違えるかもしれない料理店」って名前にしたらいいと思うんです。

イメージ的にはこんな感じで。

手書きの雑な字でお見苦しいですが…

これだと現状にふきだし部分を付け加えるだけでいいし、お客さんも間違えることに過剰な期待を持たなくていいと思うんですけど。

どうですかね?

トップ画: Image by 6563351 on Pixabay

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この記事を書いた人
中村楓

山口県在住の介護福祉士&介護ライター。
わかりやすい言葉で誰にでも理解しやすい文章を書くのがモットー。
双子を含む3人の子育て真っ最中。
双子は口唇裂+口唇口蓋裂。
hide&X-JAPAN愛はすさまじい。

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