高齢ドライバーの是非について真剣に考える時期がきている

介護

池袋で起きた高齢ドライバーによる事故以降、高齢ドライバーの是非について多くの議論がされています。

私は、車がないと生活できないような地域にも仕事で行くことがあり、高齢ドライバーが一律に免許を返納することについては、あまり賛成できません。

しかし、今日あるテレビを見た時、高齢ドライバーについてはみんなで真剣に考えないといけない時期に来ているのではないかと、心から思いました。

そのテレビに出ていたのは、別の高齢ドライバーによる事故で娘さんを亡くされたお母さん。

車の多い都市部で、アクセルとブレーキを間違えた高齢ドライバーが娘さんに激突し、娘さんは鉄製のポールと車に挟まれたというこの事故で、高齢ドライバーはその状況でなおもアクセルを踏み続けていたという、なんとも恐ろしい話をされていました。

周りの人が運転手に降りるよう何度も訴えても、「私は血圧が高くて…妻は体が…」などと自分のことばかり。

娘さんはお母さんの到着を待たずに病院で亡くなられていたそうです。

インタビューの最後に号泣するお母さんを見た時、胸が苦しくて苦しくて、画面越しでも見ていられないほどでした。

このお母さんは、都市部で暮らす高齢者が心身の不調があるにも関わらず自分で運転する必要はないのではないか、というようなことを言っていました。

私も、都市部であれば公共交通機関も介護サービスも発達しています。

その他の使えるサービスも豊富にあるはず。

むしろ自分で運転するリスクの方が大きいことは想像に難くないかと思います。

それなのに、なぜわざわざ自分で運転するのか。

「自分は長年運転してきたから、少々足が悪くてもミスすることはない」

「足が悪くて長く歩けないから、車運転して移動すれば楽だし誰にも迷惑かけない」

そんなことを思っているのかもしれない。

だけど、車は一歩間違えれば凶器になる。

そんな大切なことをきちんと判断できない状況になっているのであれば、そこは家族がもう運転を止めなくてはいけないのではないか。

「止めても聞かないから」

「運転が生きがいだから」

そんな理由で止めない人もいるけど、それは無責任ではないかと思っている。

もし、その状況で家族が事故を起こしたら?

その事故で命が奪われたら?

あなたがもし「どうして運転できる状況ではないのに誰もとめなかったのですか?」と言われたとしたら、相手が納得できるような理由を説明できますか?

きっと無理だと思います。

私は、都市部に住む高齢者のように自家用車に代わる手段がある地域については、高齢者の運転は早急に辞めるような対策をまず取るべきではないかと感じています。

今高齢ドライバーが事故を起こす確率があるのは、都市部です。

そして、被害が大きくなるのも都市部です。

地方の高齢ドライバーが事故を起こさないわけでも、被害者が出ないわけでもありません。

しかし、早急な対策を求められているのは都市部ではないかと思うのです。

こういう議論は、SNSが発達している今だからこそ、どんどんすべきだと思います。

多くの人がこれらの話題について真剣に考えることで、世の中を動かす力になるのが現代です。

今後同じような事件をもう二度と起こさないためにも、一人ひとりが真剣に考え、その思いを発信してみてもいいのではないかと、そんな時代となっているのだと私は思います。

※トップ画はAline DasselによるPixabayからの画像です。

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この記事を書いた人
中村楓

山口県在住の介護福祉士&介護ライター。
わかりやすい言葉で誰にでも理解しやすい文章を書くのがモットー。
双子を含む3人の子育て真っ最中。
双子は口唇裂+口唇口蓋裂。
hide&X-JAPAN愛はすさまじい。

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