サービスのセルフ化に取り残される人々

社会問題

Twitterでこんなつぶやきをみました。

そこで、サービスのセルフ化によって困る人がいるという問題について考えてみたいと思います。

セルフスタンドの造りは健常者仕様

セルフのガソリンスタンドって安くて気兼ねなく入れられるので、私たちにはとても便利です。

でも車いすユーザーの方にはとても不便で使えない。

何かあったときのためのインターホンすら遠い。

インターホンで連絡しても「ココはセルフですから」と断られた人もいるとか。

世の中の流れは、経費削減であちこちのサービスがセルフ化しています。

特に、ガソリンスタンドは瞬く間にセルフだらけになりました。

改めて考えてみると、セルフスタンドの造りは健常者の使用しか考えられていないように思います。

その根底には、「障害を持つ人々が車を運転する訳がない」という考えがあるのではないでしょうか?

車いすユーザーの方で自ら運転する方は思っているよりずっと多いと思います。

また、車いすではないけど足が悪い方、長い時間立てない方も、「エンジンとブレーキが踏めて手はよく使えるから」と自ら運転して病院などに通う方もいます。

そのような方々が、自ら車を降りて重い給油ホースを抱えて給油が終わるまで一人で入れることは恐らく難しいでしょう。

さらに、店員さんを呼ぶインターホン。

あれ高い位置にある事が多い気がします。

車の中から手が届けばいいのでしょうが、給油口って運転席と反対側のことが多くないですか?

もし車からインターホンを押すとしたら、まず反対に止めないといけません。

恐らくあのインターホンも「自分で入れられる人が使い方わからない時に説明して自らいれてもらう」ためのインターホンなのでしょう。

このように、セルフスタンドの造りそのものが障害を持つ人の使用を前提にしていない事がわかります。

障害を持つ人がセルフスタンドを使うためには

セルフスタンドの波が押し寄せる中、人件費のかかるガソリンスタンドを新規にオープンすることは、多分難しいでしょう。

ですから、すでにあるセルフスタンドを誰もが使いやすくなるよう、工夫する必要があります。

その点については、やはり色々な方がツイートしていました。

同じ車いすユーザーの方がこんな意見を。

常駐する店員さんがいれば、わかってもらえるだろうし、「この合図は困ってるサイン」というのが他のドライバーにも認識として広まれば、居合わせた人が入れてあげることだって可能と思います。

他人が入れてあげていいものなのかはわかりませんが。

スタンドの店員さんのつぶやきでは、

という意見もありました。

他の方の意見でも、ガソリンスタンドの店員さんは必ず一人はいないといけない決まりがあるとのことなので、インターホンが押せなくても何らかの合図をしたり、じっと止まっていれば店員さんが見に来る可能性は高そうです。

でも、待つ方からすれば店員さんが来るまでの時間って長く感じるだろうし、ジロジロ見る人もいるだろうと思うと、とても切ない……

セルフ化して困るものは他にもある

他の方の呟きに、「セルフレジも使えない」という意見がありました。

うちの近所のスーパーもどんどんセルフレジが導入されています。

私たちには使いやすい高さですが、車いすだと確かに高いし、そもそも車いすが入る仕様にはなってないと思います。

狭い空間に6台ぐらい置いてあることも多く、車いすでは他のお客さんとの兼ね合いで使いずらい可能性も考えられます。

特に使いにくいのはセミセルフレジではないでしょうか?

セミセルフレジでは、商品をレジに通すのは店員さんで支払いだけ別の所でセルフで行います。

私の近所にあるセミセルフレジの支払機は、立って使う仕様なので車いすでは使えない。

今後対人レジは減っていくだろうし、セミセルフレジもなくなるかもしれないけど、上手く使えばみんなが便利になるのではないかな?と思います。

セルフ化の流れが止められないなら皆が使いやすいサービスを提供しよう

世の中のセルフ化の流れは、恐らく止められないでしょう。

それならば、既存のセルフサービスを皆が使いやすいように工夫したり、新しく作るものには色んな人が使うという視点を入れて欲しいと思います。

そして何より大切なのは、私たち周りの人々が助け合いの精神を持つことではないでしょうか?

昔は「おたがいさま」の気持ちで、色んな人々が助け合って生きてきたという話は、人生の先輩方からよく聞く話です。

近所づきあいや人付き合いって面倒に感じる気持ちは痛いほどわかるけれども、私たちは一人で生きているわけではありません。

ほんの少し相手を思いやる心をもって生活していれば、皆が使いやすくて便利なサービスができるはず。

私も今日から相手を思いやる心を持つように心がけたいと思います。
Twitterやってます。
気軽にフォローどうぞ。
twitter@中村楓

コメント

タイトルとURLをコピーしました